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今夢中です。 [本]

先日、うちのおじょーさんが、珍しく図書館へ行くといいだしました。
友達と待ち合わせている・・・らしい。
普段なら、「自転車で行っておいでー」というところですが、外は雨降り。
ちょうど図書館の向かいは中学校。息子さんが、雨具を持たずに出かけたことを思い出し、
図書館に行きがてら、届けに行くのも悪くない。ちょっとしたプランも思いついたことだしね。
そこで、車で2人、出かけることにしました。

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結局、部活真っ只中の息子さんを捕まえることはできずじまい。
それでも、目的の本を見つけて、借りてくることができました。
それが、この2冊。


今や、日本を代表するファンタジー作家の1人・上橋菜穂子さん。
その代表作である、「守り人」シリーズ。
「精霊の守り人」・「闇の守り人」・「夢の守り人」・「神の守り人(2巻)」・「天と地の守り人(3巻)」という、
5つの物語、全8冊で構成されてます。
最初の物語「精霊の守り人」は、アニメ化され、現在NHKBS2で放送されているので、
タイトルを聴いたことのある方もおいでかと・・・
その「外伝」が、この「虚空の旅人」・「蒼路の旅人」の2冊なのです。

「守り人」は、女用心棒バルサを中心に展開する物語。
「精霊の守り人」で彼女が守ることになるのが、新ヨゴ皇国の王子(後に皇太子)・チャグム。
そのチャグムが主人公となるのが、「旅人」
そのタイトルが示すとおり、物語は、チャグムが外遊に出た先が舞台。

最新著作「獣の奏者」に手を出す足がかり・・・のつもりで、読み始めたら・・・もうとまらない。
こんなに緻密な世界を持ったファンタジーを書ける日本人がいたんだ・・・と。
それが「児童書」なんですよ。子供だけに読ませるにはもったいないです。
(「精霊の~」は、最近文庫本になりました。)
日本人作家のファンタジーというと、ともすれば「中国風」になるか、「古代・もしくは王朝風」という、イメージになりがち。
実際わたしも、小野不由美さんの「十二国記」シリーズをコンプリートするほど、(でも、まだ未完なの?)熱中したんですが、
「守り人」、特にわたしが「精霊~」から感じたイメージは、「アイヌ民族」。もしくは「もののけ姫」の、アシタカの故郷。それがものすごく新鮮に思えて、あとはひたすらもくもくと。
1冊、1500円という「これが児童書の値段かよー」な問題も、「大人ですからー」なノリで買い進め、
(でも、「精霊」「闇」の2冊は、廉価版でゲット。最近「夢の守り人」の廉価版が出ました。)
後は最後の「天と地の守り人」を残すのみ。が・・・いざ買ってきて、パラパラとめくってみると、「その前」の話を頭に入れる必要があるのでは・・・という気がしてきましてねー。
大人でも、やっぱり「1500円」に躊躇しない人は、そうそういないですよね。だから、「旅人」に手を出すつもりがなかったので、さあ、こまった。
そんなところに、図書館へ行くチャンス。なんとしてもゲットでしょう。

今日は「虚空の旅人」を読破。これは、「夢」「神」の2つの「守り人」の間になります。
次の「蒼路の旅人」が、「天と地の守り人」の前になります。楽しみです。
ぜひ、機会があったら、手にとって見てくださいね。図書館がおすすめですー。


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みっちぇる

児童書、ファンタジー、ハードカバー、1500円以上。
なかなか手が出ません。文庫になってようやくって感じです。
そんな私は今、「ダレン・シャン」を読んでおります。
やっと最終巻の12巻目になりました。結末はいかに‥‥。
by みっちぇる (2007-07-15 13:03) 

☆ももりんご☆

こんにちわ♪
今日の夕方に台風が来るとのことですが、
何故か今、晴れ間が広がって、空が明るいです。

そういえば、久しく本を読んでいませんでした。
「天使と悪魔」も途中で止まってますOrz
絵本は結構読んで(?)いるんですが・・・^^;
図書館、行ってみようかなぁ(* ̄∇ ̄*)
by ☆ももりんご☆ (2007-07-15 14:54) 

じょわがめ

みっちぇるさん
 めでたく全巻読み終えましたっ\(^o^)/
 「精霊の守り人」(偕成社)を軽装版で買って、間もなくだったかなあ、
 本屋で文庫(新潮文庫)を見かけて、愕然としましたよ。
 で、最近、「夢の守り人」の軽装版をみて、少しめげてます。
 軽装版、1000円切るんですもの。この差は大きい。
 
 ちなみに著者によると、
 ハードカバーより軽装版、軽装版より文庫版が、
 それぞれ漢字を増やしてあるんだそうですよ。
 それだけ、大人の目に耐えうるという自信なんですかね。

 「ダレン・シャン」は、きっかけをはずして、いまだ手付かず。
 頑張ってみようかな。
 
by じょわがめ (2007-07-19 18:04) 

じょわがめ

☆ももりんご☆さん
 今年の夏は、小学校の図書室も開放になるので、
 おじょーさんと通うことになりそうです。
 
 うちには、「ハリー・ポッター」も、
 「魔法使いハウルと火の悪魔」(ダイアナ・ウイン・ジョーンズ)も、
 「チョコレート工場の秘密」(ロアルド・ダール)も、
 (何の原作か、わかりますよね・・・)
 続編込みで揃っているというのに、子供らにそっぽを向かれてます。
 おじょーにいたっては、図書室に通いつめてるくせに。
 ま、ちっとも読まない兄貴に比べると、苦労しませんが。

 息子には、中学校から、早速読書感想文の宿題が出ている様子。
 部活の間に何とかして読ませないと・・・
by じょわがめ (2007-07-19 18:17) 

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