読書の秋もしてたのよ。

今月後半は、腱鞘炎騒ぎもあったりで、久しぶりに活字三昧してました。
・・・最近は、「マンガ本」の読書の割合が高かったものねー。
１ヵ月半ほどかかりましたが、「山田太郎ものがたり」（森永あい）、１５冊読破しました。
ドラマは一度も見てません。本屋で「お試し見本」読んではまっちゃいましたよ。
・・・あ、マンガの話じゃないですよね。

何が一番よかったって、これですよ。

有川　浩「図書館革命」です。
１作目「図書館戦争」から始まる、「図書館シリーズ」の４作目にして、最終巻。
・・・いやー、この本の発売を、どれだけ心待ちにしていたことか。
実際、発売日に手に入れて、翌日には読み終えてましたからね。
もちろん、待ちわびて、パンパンに膨らんだ期待を裏切らない出来でしたよ。
なお、「図書館戦争」については、この秋からコミカライズの連載が始まってますし、
（白泉社「LaLa」・メディアワークス「電撃大王」）
アニメ化も決定したそうなので、今から原作に手を出しても遅くないですよー。

チラッと説明しましょうね。
公序良俗に反するメディアを取り締まる法律「メディア良化法」が存在する現在の日本。
図書館は「良化委員会」の検閲、そして、「図書狩り」から本を守る「最後の砦」として存在し、
そのために「図書隊」という組織を持っています。
図書隊は、図書館業務を担当する「図書館員」と、図書館の警備・防衛を担う「防衛員」からなり、
防衛に必要な、銃火器等の装備も認められているわけで・・・
話は、この「関東図書隊」に「防衛員」として、一人の女の子が入隊してくることから始まります。
「図書館革命」は、あるテロ事件をきっかけに「メディア良化法」の存在が大きく揺らぐことになります。
それは、「図書隊」の今後も左右していくことに・・・さて、どうなる？
「図書館シリーズ」のおもしろさは、戦闘シーンもありながら、主人公・笠原郁をはじめとする人物たちが、日常は、ごくごく普通の社会人生活をしている・・・というところ。なので、恋愛もありです。
あの「うわさのカップル」たちの行方にも、決着がつくという、お楽しみもついてきまーす。

つぎは、こちら。

ニール・ゲイマン「スターダスト」（金原瑞人・野沢佳織訳）です。
最近映画が公開されました。その原作本。
たぶん映画を観に行く事はないんじゃないかと思ったのですが、一応ファンタジーのようなので。
いやー、ロマンティックな大人のファンタジーですね。
第１章から、いきなり「１８禁かよー！」でございます。ただ、これがすべての「カギ」なのよね。
「流れ星」をめぐる争奪戦は、テンポよく読み進められました。まさにファンタジー。
訳者によると、映画は後半に原作との違いが出てくるそうですよ。
・・・まあ、DVDがでたら考えようかなー。

最後はこれ。

雪乃紗衣「彩雲国物語・隣の百合は白」
ライトノベルの人気シリーズの最新刊です。NHKBS2でアニメやってます。
読み出したのは、アニメ化の前でしたけど。
中国風ファンタジーでは、前に小野不由美の「十二国記」という「当たり」があったので、
ライトノベルは馬鹿に出来ません。
「十二国記」よりは、かなり軽めです。主人公・秀麗の周りは、だまって立っていれば美形の男性が、
これでもか・・・のてんこもり。なのに恋愛に走ることなく、お仕事にがんばる主人公・・・
キャラクター等の設定や、ストーリーの展開などはきっちり出来ているので、楽しめます。
今回の本は「外伝」です。短編集なので、読みやすいですよ。
お笑い要素の強いものが１つ、後は、ちょっとほろにがのお話。
後者は、少し「本編」の予備知識が必要となるかもしれませんが、話はきちんと独立しているので、
「入門編」としてなら、これで十分かもしれません。

来月は、これでもか・・・の、マンガ単行本の発売ラッシュみたいなので、
本屋かよいが大変だわー。

コメント 4

本かぁ…、読んでないなぁ。
言葉が浮かんでこないのは、読書不足が原因かも。
いろんな本があるのですね。
楽しく読ませてもらいました。
by ちゃこまま (2007-11-30 07:37) 

私は専ら食欲の秋です＾＾；
いかんですね＾＾本屋さんに行ってこようかしら☆
by (2007-11-30 11:53) 

あぁ、本読んでないなぁ、本屋さんから足が遠のいてるよ
ウチも専ら食欲に走ってるわ
by はなたん (2007-11-30 21:23) 

ちゃこままさん
　独身のころは結構手広く読んでいたのですが、
　育児休暇から復活して、手に取ったのが、
　たまたま「ハリーポッター」だったので、
　ファンタジー系の本が、ズラズラと本棚に並ぶようになりました。
　子供に使いまわせるか・・・と期待しましたが、
　そっぽを向かれて、本棚の肥やしになったままです。

ひろこりんさん
　もともと「活字中毒」なので、
　そばに何か本がないと、暮らしてゆけない人です。
　最近は、マンガ本で「代用」もきくようになりましたが(^^ゞ
　地元の行きつけの書店は、本も買えて、ＣＤも買えて、
　ＤＶＤのレンタルもできて、向かいにモ○バーガーもある・・・という、
　「天国」のようなところです。

はなたんさん
　このごろは、コタツに足を突っ込んで、
　みかんにおせんべい、お茶セット・・・と並べ立てて、
　本を読んでますので、
　やっぱりわたしも「食欲」の人かもしれません・・・
by じょわがめ (2007-12-04 01:13)